<2冊目>嫌われ松子の一生 (下)[ネタバレ有]
- 作者: 山田宗樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
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9/11に本屋で定価で購入
松子の不幸はまだまだ続く
- ツャブ漬
- ヒモを殺害、逃亡
- 自殺しようと迷っているところを、散髪屋に助けられる
- 同棲、結婚の約束
- しかし、タイーホ
- 刑務所内で美容師の資格を取得
- 散髪屋に身元引受人を断られる
- なんやかんやで出所
- 服役中に、散髪屋が結婚していたのを知る
- 美容室で必死に働く
- 昔かばった生徒と再会
- 同棲
- 生徒ツャブの売人であることが発覚
- 二人して、タイーホ
- 一足早く出所した松子、生徒の出所を待つ
- 生徒の出所日、刑務所前にて、再会
- 生徒、良心の呵責に耐え切れず逃走、その後、松子を強姦した校長を殺害
- 松子---->過食症、うつ病---->感動のエンディングへ
散々な松子の人生だが、彼女は人生のところどころで一生懸命生きたおかげで、それなりに幸せな時期もあったし、最期には幸福な死を迎えられたと思う。まあこれは個人的な意見であって、最後の死が幸福であったかどうかは人それぞれだ。
私としては、必死に生きた人に不幸だったねって言うことはデキネ、いう資格もナイと思っている。最後のほうで甥っ子の恋人が、何かを残して死にたいという件がでてくるが、松子は何を残したのか(作者的には松子の死が甥っ子を大人にしたっていいたいのか?かばった生徒を更生させたといいたいのか?)、仮に何も残していないとしても、やはり必死に生きた松子の一生はすばらしいものだったと言いたい。まあ本人に聞かないとわかんないけど。
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